日本コアコンディショニング協会・特別メール講座【第3話】

こちらのメールはJCCAのHPにご登録いただきました方、JCCAのセミナーにお申し込みいただいた方にお送りさせていただいている特別フォローメールです。

このフォローメールを通してコアについてより興味を持っていただければ幸いです。

 

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登場人物

健一(けんいち):

 高校の先生、陸上部の監督

純子(じゅんこ):

 超元気な新米ママ

勇介(ゆうすけ):

 泣き虫赤ちゃん

宮本(みやもと):

 熱きトレーナー

 

第3話:勇介は泣いて○○○○をしていた

前回までのあらすじ:

 

仲良し夫婦の健一、純子、

そして息子(赤ちゃん)の勇介。

純子はストレッチポールに

はまっている。

 

泣きむし勇介。

よく泣くには意味があった。

それは・・・

 

 


 

「実はね・・・

勇介は今、コアのトレーニングを

してるんだよ!!」

 

健一、得意顔。

 

『どういうこと??』

 

「見て!!このお腹!!」

 

泣いている勇介のお腹に

目をやって言った。

 

「思い切り膨らんだり、

凹んだりしてるでしょ。

これがコアを使ってる証拠なんだ。

どう、純子。真似できる??」

 

『・・・うわ、簡単そうなのに

意外にしんどい!!

何とか出来るけどこれは大変だわ。』

 

 

「そう。

しかも泣くってことは

息を思い切り吐いたり

吸ったりしながらでしょ。

呼吸もつけて出来る??

吸った時は膨らんで、

吐いた時は思い切り凹む。」

 

『無理、無理!!きついね。』

 

「勇介は毎日、しかも

長時間やってるわけだよ。

すごいよね。」

 

『そうなんだ。

これはトレーニングになるわね。

納得!!』

 

健一、もっと得意顔。

 

「でね。もっとすごい

発見もあったんだよ!!

聞きたい?」

 

『聞きたい!!教えて!!』

 

「いいよ。聞いて驚けよ。(笑)

実はこのお腹のエクササイズ、

陸上部の生徒にやってもらったんだ。

 

すると、出来る子と出来ない子の

差がすごいんだよ。

出来ている子の方が

ケガが少ないんだ!!

 

・・・でも不思議なことに、

出来ない子もストレッチポールに

乗った後はやりやすそうなんだよね。」

 

『ほーんと。すごい発見だね。

ストレッチポールには

そんな効果もあるんだ。

でも何で??』

 

「これも宮本トレーナーが

言ってたんだけど、

出来てる子は体の軸が

ブレないんだよね。

ブレないからケガをしにくい。

 

結局、軸というのは

コアの強さと比例するみたい。

 

コアはお腹の奥の筋肉が

しっかりしていることと

プラス姿勢が整っているのが大事。

 

そしてコアに力を入れるには

姿勢も整っていたほうが

入りやすいんだ。」

 

『そうなんだ。

体がブレないって

スポーツで大切なことなのね。 

確かにふにゃふにゃの人が

走っていたらケガをしないか

心配になるわ。』

 

「そうでしょ。

軸とかコアって

とっても大事なんだ。

 

勇介も将来スポーツで

ケガをしないように、

いっぱい泣いて

コアを強くしてほしいな~

 

泣け~泣くんだー!!

そしてブレるなー!!」

 

 

『面白いね。その考え方。

ケガなくスポーツしてほしいけど、

泣き過ぎてうるさすぎるのも

考えものだけどね。』

 

「確かに。」

 

 

二人の笑い声と勇介の泣き声が

混じっていた。

 

 

 

次の週。

 

「ただいまー!!」

 

健一はまた興奮して帰ってきた。

そして勇介をベットから

降ろして遊んでいる。

 

『おかえり。

また興奮しちゃって。(笑)

宮本トレーナーに今日は

何を聞いてきたの?』

 

 

「知ってるか?

このベットとふかふかの布団は

あんまり良くないらしいぞ!!」

 

『はいはい。また始まったわね。

なんでなの?』

 

 

 

つづく・・・